かしめた圧着端子に半田付けをする

かしめた圧着端子に半田付けをする

かしめた圧着端子に半田を流してもう一手間加える

あまり出番がないやり方ですが、かしめた圧着端子のバレル部分に半田を流してもう一手間加える加工を体験しました。
通常圧着端子はかしめた後に何かする必要はありません。バレルのところに絶縁キャップを被せるくらいです。

かしめた圧着端子から出ている電線がスパークするから

赤丸部の電線がスパークするから半田で埋めてほしい
お話をお聞きするとかなり高圧を掛けるようで、端子のバレルから出ている電線がスパークするからだそうです。
端子から電線が出ない様にするために浅めに打つのですが、そうすると次は抜けるリスクがあるので先端に半田を流したいという依頼です。

浅めに打った圧着端子に半田付けする

圧着端子に半田を流す前。浅めに打っているので端子からはみ出ていない

浅めに打った圧着端子

圧着端子に半田を流し終えた後

圧着端子に半田付けをした後

実際に半田付けをしてみます。
半田こての温度は通常より高くして圧着端子の温度が上がりやすくします。
液体フラックスを追加で塗ると端子全体に半田がコーティングされてしまい、半田メッキになってしまいます。
これで見た目NGになる場合があるので、糸半田に入っているフラックスくらいで抑えておいた方が変色が少なく綺麗です。

 

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