端子のおなかが少し膨れた形状からバナナ端子と呼ばれています。
バナナ端子とはスピーカーケーブルとスピーカー端子を接続したり、テスターの電極に使用されている端子です。
音楽で拘りのある方だと金メッキされたバナナ端子を使用するようです。
今回はバナナ端子を使用してハーネス加工の一例をご紹介します。
![]() 写真はホームセンターに売られている バナナ端子 |
![]() 製品によって形状が違うが 今回のバナナ端子は穴に半田を溜めるタイプ |
バナナ端子は半田付けするタイプとイモネジで止めるタイプの2種類があります。
イモネジタイプだと電線をバナナ端子の電極に差し込んだらイモネジで締めるだけです。
イモネジが緩んで電線の接触不良を気を付ければ実装が簡単なタイプです。
一方半田付けタイプは端子に半田を流さないといけないので、ケーブルassyにするのに慣れが必要です。
その代わりイモネジタイプよりガッチリつくので耐久面はこちらに分があると考えています。
![]() バナナ端子に半田付けをする |
![]() バナナ端子に半田をした後。 半田があふれるとネジ山を 埋めてしまう事があるので注意 |
バナナ端子に半田を流していきます。
この手の大き目な端子に半田付けをする場合、母材の温度が上がらないと半田が流れてくれません。
かといって電線と一緒に温め続けると電線の被覆が溶けて見た目がダメになります。
あくまでも一例ですが、半田こての温度を普段より高温(弊社では420℃を目安)にして先に母材に熱を加えます。
一緒にバナナ端子に半田も流していって、タイミングを見て電線をズボッっと入れます。
これで被覆がとろける事は少なくなりましたが、他にもやり方を知っている方がいらっしゃいましたらご教示ください。
バナナ端子に絶縁キャップを付けて完成
バナナ端子をケーブルassyにする一例ですが、端子によって半田付けするやり方が変わります。
製作のご依頼はお問合せフォームからご連絡ください。