シントク工業ではキャブタイヤの様な多芯ケーブルの加工を行っています

シントク工業ではハーネス加工以外にもキャブタイヤの様なケーブル加工も行っています。
通常の電線をカットしてケーブルを作る事は可能ですが、ケーブルが傷つかない様にチューブで保護したり極数が多かったりすると電線をカットして製作すると単価が高くなってしまいがちです。
キャブタイヤケーブルはシースで保護されているので、ハーネスを加工するよりも工数が減らせます。
しかし実際に加工をしているところは中々見れない事が殆ど。シントク工業では下記の様な手順で製作しています。

最初にキャブタイヤケーブル(多芯ケーブル)をカットします

最初にシントク工業の工場内ではケーブルをカットします。
お客様によってカット済みを支給して頂く事がありますが、基本的にシントク工業工場内でカットします。

キャブタイヤケーブルのカット風景です。メジャーで測っています

太いケーブルだと機械でカットが出来ないので

メジャーで測ってカットします

小寺製のC385でキャブタイヤケーブルはカットします

0.3sq、0.5sqなどの細いケーブルは

小寺製C385でカットします。

シースも向けてとてもスピーディです

キャブタイヤケーブルのシースを剥いてコア線を露出する

キャブタイヤケーブルのシースを剥いた状態

キャブタイヤケーブルのシースを剥いた状態

コマックスの皮むき機でシースを剥きます

シースは皮むき機で剥く場合と

カッターナイフでシースを切る場合があります

キャブタイヤケーブルのシースを剥きます。
写真のケーブルはVCTFなのでシースを剥いたらコア線がすぐに露出します。
MVVSなど、シースの中にシールド線や紙、紐、ビニールで保護しているケーブルもあります。
シースを剥いたら不要になりますのでシース根元でカットします。
VCTFはその辺処理が不要なので楽ですが、コア線に刃物が入りやすく、思わぬ不良を誘発しやすいケーブルです。

キャブタイヤケーブルのコア線を剥いて端子を圧着する

キャブタイヤケーブルのコア線に端子を圧着した状態

コア線に端子を圧着した状態

キャブタイヤケーブルのコア線に端子を圧着します。
組み合わせる端子はお客様要望で様々です。
多い一例はXHPコネクターにSXH-001T-P0.6、XAPコネクターにSXA-001T-P0.6といった基板用コネクターです。

キャブタイヤケーブルのピンをコネクターに挿入したら検査

キャブタイヤケーブルのピンをコネクターに挿入したら検査に入ります。
誤配線、圧着不良、導通不良などがないか検査します。

対応可能なケーブル一例

シントク工業で承ったケーブルの一例です。
VCTF0.5sq~5.5sq
MVVS 0.3sq~0.75sq
NA3VCSB-25

 

他にも多数対応しました。他のケーブルで対応可能かどうかはお問い合わせ頂けると幸いです。